クレヨン

 19,2014 00:27
 小学校にあがりたてのころ・・・
 年の離れたいとこのお兄ちゃんが
 新婚旅行で訪れたスイスのお土産にと
 クレヨンを買ってきてくれた。
 「 CARAN D’ACHEのneocolor 」
 薄めの缶ケースに入った15色のクレヨン。
   
 当時、クレヨンは、日本製のサクラクレパスや
 ぺんてるくれよんが主流で
 初めて見るカランダッシュのクレヨンは
 ほっそりとして妙に大人びて見えた。

 描き味は硬めで、
 色も渋め。
 どんな絵を描いたのかまったく覚えていないけれど
 そのクレヨンの匂いと手触りは忘れていない。 
 
 今でも大切に持ち続けている
 古いクレヨンの缶を開くと
 あの頃も嗅いだ独特な匂いがする。
 小さなクレヨンのカケラが愛おしい。
 缶の裏側には、
 母がマジックで書いてくれた名前が
 くっきりと残っている。

 一ねん二くみ いとうみなこ

 ささやかな宝物。
 
 
 
 
 
 
 
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