ガラスのシャーレー

 04,2010 02:40
 





 駆け足の日々


  新たな生活の場も決まり
  以前 アルバイトでお世話になっていた
  アンティークショップを覗く

  
  すっかりご無沙汰してしまっている間に
  オーナーの髪型 すっかり変貌 天使のようなフワフワスタイル

  
  「 いつも お任せでしてもらってるから
    パーマをかけて 髪を洗ってもらった瞬間
    ちりちりで パンチパーマかと思って焦ったよ 。」

   ・・・と柔らかな微笑み

  
   とても似合っていた

  
   店内は いつでもオモシロイ
   行くたびに 新しいモノが配置されている
  
 
   広くない空間  

   絶妙な間隔と感覚で

   パズルを組み立てるように

   モノとモノが配置されている

  
   知恵や工夫も 星を散りばめた空のように
   輝いていて
  
   日々 発見だった     

   
   観た事のないような
   コルクのフタ付きの大きなガラスの瓶
   
   大小のシャーレー

   木の器 木の箱 木の棚 木の引き出し

   古いカード、アクセサリーや時計

   海外に限らず 日本の良いモノもたくさんあった
  
   
  
   居心地の良い場所
   経年変化の美しさや 古いモノから漂う気配や匂いも好きだった


   オーナーは 知識の無い私に  
   細かなことから丁寧に教えてくれた


   白木の器にはオリーブオイルを塗るといい 
   
   ネジの名前 

   アンティークランプの電球のこと

   サンドぺーパーの種類

   汚れのおとし方

   北欧デザイナーの名前  

   日本の家具について

   ランプシェードの直径の測り方

   
   どこで手にいれて どういう謂れのモノなのか・・・

   オーナーのお話を聞くのがとっても好きだった

   いつも ノートに記し 次から次へと教わり
   すぐにノートは文字が溢れた
   
   
   ただ、良いモノを仕入れてきて売るだけでなく
   丁寧に掃除したり 磨いたり リメイクすることで

   モノが生まれかわること

   モノの見せ方      
  
   愛情のかけ方

    
   教わったことは
   数えるとキリがない・・・ 


   
   帰り際 気に入った ひとつのシャーレーを
   いただいていこうとレジに持っていくと


   オーナーは丁寧に包んでくれた


   そして 代金を受けとらなかった


   「 今まで ありがとうございました。」


   「 別に もう会えないわけじゃないんだから。」


    また 遊びに来てくれたらいい・・・と

    また 柔らかく 微笑んだ



   ガラスのシャーレーの中には 温かいイメージが
  
   収められている




   
   

   
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