Lineament

 06,2013 00:13


  鈍色の雲が何層にも垂れ込めた空
  その曖昧なカタマリのグラデーションの美しさに
  吸い込まれそうになった午後
  小包が届けられた。 
  
  封を開けると、
  静かな重みの黒い冊子が繊細なグラシン紙に包み込まれ
  幾重にも折れ重なる紙の層が
  目にしたばかりの雲の層にも見えた。
  

  贈り主は、
  才能溢れるカメラマン・福井裕子さん 。
  
  昨年10月、展示でご一緒させていただいた際
  研ぎ澄まされた感性と新しい感覚に感動ばかりしていた。

  その頃 福井さんが見せてくれたのが
  その黒い冊子。
   
  
  
  私が東京を離れたあと
  もう一度 資生堂ギャラリーへ出向き
  同じものを手にいれてくれたらしい。
  感激! 感謝!


  『 Lineament 』 と題された黒い冊子は、
  
  2012年4月7日 ~ 6月17日 
  東京・銀座 資生堂ギャラリーで開催された 
  
  さわひらき展のカタログ。

  ・・・・・・

  ある男が虚構と現実の境界が揺らぐ部屋のなかで
  記憶を辿る姿を描いており、
  「正常」というものが、
  いかにあいまいなものなのかということを考えさせてくれます。

                 
         ・・・・・・・資生堂ギャラリー 展覧会情報より  

  

  静かな佇まいの美しい黒いカタログ!
  まるで まぶたの裏側に映った世界を
  覗きこんでいるような・・・
  潜在意識の小さなカケラを繋ぎ合わせたような
  一冊!
  
  
  

  遠く離れても
  同じことで感動できる友人の存在と優しさに
  心から感謝。  
  

  
スポンサーサイト

Latest Posts