展示のこと

 25,2012 12:38


  ふとした瞬間
  幼いころ 嗅いだ匂いの記憶が蘇る


  近所の駄菓子屋 ガラスケースの中 粉っぽい甘さ

  プール道具入れるバッグ 安っぽいビニール

  スグに折れる鉛筆の芯と ボソボソの軸

  薬箱の中にこぼれた 塗り薬

  裏庭の焼却炉で 誤って焼いた縫いぐるみ

  お寺の脇道 竹林の中に咲く シャガ

  物置で埃まみれの文集

  母の作る料理

  ひいお婆ちゃんのお灸

  玄関の靴箱

  理容室 顔そりの泡々と漫画本

  駅の待合室のストーブ

  暮れ行く 夏の終わりの帰り道


  たくさんの匂いが 私を作っている。


  10月の展覧会で
  何を作ろうか 考えたとき・・・
  
  
  日々 日常で感じるもの
  あたりまえに どこにでもあり
  ずっと 人の記憶に残る
  「 匂い 」 のようなモノを生み出せたら・・・と

  鼻をくんくん させている。


  くんくん。


     くんくんくん。



  

      
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