虚空にあり
15,2012 03:04
やわらかすぎる5月の風
植物の薫りの粒に満たされ
身体が 風船のように ぷかぷか浮いてくる
生まれ月だからなのか
この季節は特別しっくりくる
溶け込みそうになる
いつのことだったか・・・
とあるギャラリーにて
美術家の加納光於さんの個展を拝見し
お話しをさせていただく機会を得た。
加納さんの大作を前に、
「 この線はどういう意味ですか? 」
「 これは 画面に緊張感を持たせるためだよ。 」
稚拙な質問にも丁寧にこたえてくださる上品な紳士。
作品のカタログに
にじ色の色鉛筆でコトバをくださった。
『 魚 水にあるごとく 人 虚空にあり 』
虚空にあり。
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