植物の本

 28,2011 03:59

   突然の雷雨を避けるように古書店に飛び込んだ。


     古い紙を探しに古書街へ
     いつもは賑わっているこの街も
     豪雨のため閑散としている。
 

     雨音響く静かな店内 お客は数人の老人のみ。

  古い紙を探しているという私に
  店主(?)の中年女性は レジ奥の扉を開けて
  しばらく ごそごそ探してくれた

  「 捨てるような古い紙ならたくさんあるんだけどね・・・」

  そう、ぶつぶつ呟きながら
  結局 何も見つからなかった。


  レジ前で待つ間、キョロキョロ
  ガラスケース上に乱雑に並べられた数十冊の本の間に
  ドイツ語のタイトル(意味不明)の古書発見。

  ゆっくりと引き出し
  手にとった。
  1894年 プラハと書いてある。

  パラパラめくってみると何か研究報告書の様子。
  ボロボロにくずれそうなペパーミントグリーンの表紙には
  持ち主の名前なのか 繊細な手書の文字が小さく残されていた


  裏表紙は欠落していたものの
  最後のページ5枚は 厚めの上等な紙で
  植物の遺伝子の細胞分裂を想わせる図版が美しかった。
  
  「 こんな味わいのある紙が欲しいのです。」

  そう言いながら 値段を尋ねた。

  「 う~ん ボロボロね。この本。 
    こんな本 どこにあったの? 100円でいいわ。」 

   
   どうみても 100円ではないと思えた。
   店主にお礼をいいながら
   このお店で買った本は3冊。100円×3冊 → 300円

   ○ 原色 日本野外植物図譜 誠文堂新光社 昭和32年発行

   ○ 日本の名随筆 6 「 庭 」 作品社 1983年発行

   ○ 図版の美しいドイツ語の本       1894年発行

   
   その後 別の古書店へ移動
   そこで 思いがけないオモシロイ出会いがあった。

   つづく・・・
   
     
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