山椒

 22,2011 01:48

   「 土用の丑の日・・・だからといって
     そろいも揃って鰻を食べなくてもいいよね~。 」

   そんな粋がった気持ちは 立ち込めた鰻の匂いで軽やかに流され
   小さな鰻 包んでもらった。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   
   
   
   幼い頃   


   実家の裏庭 山椒の木が植わっており
   夕餉の味噌田楽のお供にと
   母に頼まれ 山椒を採りに行かされることは
   悪夢だった。

   山椒の木は 
   アゲハ蝶の幼虫さんたちのテリトリー。

   近寄ると びゅいーんとオレンジ色の臭角伸ばし
   威嚇された。 

   びゅいーん  びゅいーん  
   びゅいーん  びゅいーん ・・・ 四面楚歌。

   
   ( アゲハさん 何もしないよ 何もしないよ・・・) と 拝むように
   山椒を分けてもらった。

   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   鰻に付いてくる 山椒の小袋を開けた途端
   独特の芳香 鼻の奥の方をピリピリ刺激   

   記憶の遠いところで
   アゲハ蝶さんたち笑っている。


      

   
   
   
   

   
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