自転車で冒険の巻

 11,2015 02:40
 

 先日お目にかかった Mさんが
 「 愛石 」 という雑誌を毎月購読されていると伺い
 こっそり魂ゆさぶられた。 

 さまざまなカタチの石、
 カタチにピッタリ沿った木製の繊細な台座や
 陶製の凛とした水盤に乗せられており
 なんとも佇まいが美しい。
 興味深いのは
 石のカタチを何かに “ 見立て ” ること。
 風景を想ったり、 植物や人や動物を想ったりする。
 まさに哲学。まさに宇宙。

 石の世界・・・深い。
 妄想癖のある私には
 面白すぎる・・・危険だ。

 「 あいせき 」 と耳にしたら
 愛惜、哀惜、相席、合い席・・・
 私の中に「 愛石 」 というコトバは存在しておらず
 その日から 「 あいせき 」 = 「 愛石 」 となったことが
 妙にうれしかったり。

 石のヒンヤリした触感から
 記憶の糸どんどん引き出され
 ひいおじいちゃんの部屋の床の間に
 掛け軸と一緒に石が置いてあったのを想い出した。
 (おじいちゃん、石の上に乗って遊んでごめんね。)
 あれは、「 愛石 」 だったんだ。
 
 幼いころから 化石に夢中になり
 水晶や石ころや木の実を集めては
 箱に並べて眺めていたなぁ。
 私にも素質ありそう。

 Mさんが石の展示に参加されると伺い
 得体の知れない未知なる吸引力で伺ってしまった。
 ちょっと冒険。

 自転車びゅーんとばして
 豊平川のカモメを横目に
 札幌市・市民ギャラリーへ。

 「 第4回 北海道水石連合展 」 

 ちょっと敷居が高いのでは・・・と
 ドキドキ。
 男性の会員さんの中に
 若い素敵な女性MさんとNさん
 お二人の存在と笑顔に心ほぐれる。
 
掛け軸と石と植物の鉢の組み合わせが
無限の広がりを感じさせる。 深い。

愛石

会員の方が豆知識を教えてくださったり。
バランス
石は逃げ、植物は留め
トンネルは抜け
たまり石
神居古潭石
菊花石・・・

持ち主が石から感じとった
さまざまな見立てのセンスが面白い。

愛石2


愛石3


愛石5


愛石4



↓ Mさんが選ばれて展示された石
   銘 「 春望 」   神居古潭石(かむいこたんせき)
愛石6

「 春望 」 
じっくり眺めていると
雲がやわらかに流れる 穏やかな春の空が見えてきた。
花の香りまで漂ってきそう。

愛石7


Mさん、Nさん 
素敵な時間をありがとうございました。
 

余談
つげ義春の「 無能の人 」 も石のお話だった。
大好きな作品。
 

 

  
 
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