吉増剛造展 「水機ヲル日、・・・」

 12,2015 02:17




札幌、本日も雪が降ったりやんだり。
時折、青空覗いたり。
雪あそび


雪道てくてく 北海道大学の近くにある
テンポラリースペースへ。

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吉増剛造展 「水機ヲル日、・・・」
12月9日(火)-1月11日(日) 
最終日に滑り込みセーフ。

 ※吉増剛造→

扉開けると 
ギャラリーヒッソリ静まりかえっており、
心細い小さな声で 「 こんにちは。」 と発すると
吹き抜けの2階から
ギャラリーオーナーが現れ声をかけてくださる。

生の作品を拝見するのは初めてで、
ぐぐっと見入っていると
再び声かけてくださり
奥のスペースにて吉増剛造さん制作風景の
映像を見せてくださる。

原稿用紙に対峙する吉増さん。
(吉増さんご自身がビデオカメラで撮影されている
 画面上にひろがる原稿用紙は、吉増さんの見た目映像)

そこには、
亡くなられた思想家・詩人の
吉本隆明さんの詩が書き写されており
吉増さんのコトバが添えられていたりする。
小さな文字、蟻の行列のごとく息づく。

始終ふわふわとコトバ発しながら手を動かしていく。
そのささやき声は 羽衣のように柔らかく
小鳥に話しかけるようにやさしい。

原稿用紙は、みるみる様相を変えていく。
鮮やかな紫やオリーブ色のインク
スポイトで垂らされたり筆で描かれたり 叩かれたり。
紙の上で生を受ける。
そのうえ、インクみずみずしいうちに
デッサン用の長い木炭で愛撫するように描く
紙は融けるように破れ 下に重ねられた紙が
芽をふく植物のように姿現す。
吉増さん 時折
破れた紙の小さく隆起したモノに語りかけたり・・・
どんどん色と文字が踊りだしカタチ生まれていく。

原稿用紙を用いて行なう一連の動きはまるで
死者を蘇らせる儀式のようでシャーマンやイタコを想わせる。
魂に語りかけながら 生み出されていくモノ。
「 ありがとう ありがとう ありがとう・・・。」 と
消えゆく蝋燭の炎のように儀式を締めくくる吉増さん。

エキセントリックな衝動とは真逆の
神聖な対話。

展示スペースには、
生み出された数々の魂の欠片たちが
静かにならぶ。
生命をうけたインクは乾き
色褪せてもなお 永遠に対話は続いていく。 

鳥肌級の衝撃。
震えて 見入った。
いつの間にかギャラリー内は
お客さまで溢れ始めていた・・・。

吉増剛造さんの濃厚な世界
札幌で観られたことや
さまざまな新しい出会いに感謝の気持ちで
いっぱいです。

吉増剛造展0

吉増剛造展

吉増剛造展1

吉増剛造展2

吉増剛造展3

吉増剛造展4

吉増剛造展5

吉増剛造展6

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吉増剛造展11

吉増剛造展12
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