ここのところ・・・
義母から受け継いだ小さな庭と畑との日々。
藤の花の蔓(つる)が
得体の知れない知的生命体の触手のごとく空を這う。
そうだ 我が家には藤棚(パーゴラ)が無い。
彼らは庭木に巻き付くしかない。
まだ足りないのか 巻き付く何かを探している模様。

うっそうと茂った笹藪を少し剪定してみると
蔓は 建築現場の電気配線のように
限られた環境の中で工夫して生きてきた。
藤の花さんにちょっと切らせてくださいとお願いしてみた。
長い蔓は、とてもしなやかで樹皮はシュルシュルと気持ち良く剥ける。
そら豆の鞘をむくのと同じくらい気持ちが良い。一日中むいていたい。
樹皮はきれいな繊維質。気になり調べてみた・・・・
藤の蔓は皮をはいで糸にし それを織りあげ(藤織り)
藤布(ふじふ)として使われてきた・・・。
今日もひとつ庭から教えてもらった。
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今朝、たまたまFBを覗いたら目に留まった
ReguReguさんがアップされていた記事に驚いた。
「 林美奈子さん 『 庭仕事の愉しみ 』は持ってるかなぁって話しています。
寝る前に読むと気持ちがいいから。 」
まるでお手紙のような素敵なメッセージ。
爪の中に土が詰まった状態でヘッセの世界たのしんできます。
ありがとうございます。